漫画列伝5 封神演義

今回は、藤崎竜の名作封神演義を紹介。

 

◆あらすじ

3000年前、殷の王朝時代。時の皇帝紂王は文武共に優れた名君であった。ところが傾城の美貌持つ仙女妲己を皇后に迎えてからというもの、怪しい幻術に惑わされ、かつての名君は見る影も無い昏君”フンチュン” (=バカな君主)に成り下がった。

紂王と妲己により殷は乱れに乱れた。仙人界崑崙山の教主、元始天尊はこの状況を鑑み、悪仙道を神界に封じ込むことで、人間主導による新王朝を造る「封神計画」を始動させた。

そして、封神計画主導の白羽の矢は、弟子の太公望に当たることになる。

太公望妲己ら強大な敵に立ち向かうべく、持ち前のずる賢さと仲間から厚く恃まれる人格により、強力な味方を集め封神計画を進める。

大切な者の死、あるいは新たな出会いなど、紆余曲折ありながらも順調に進む封神計画。しかし事態が進むにつれ、封神計画の裏に隠された驚愕の事実が判明していくのであった。

 

 ◆特徴タグ

・歴史物

・熱いバトル

・美麗な絵

ジャンプにしては珍しく、コンパクトに完結

 

 ◆感想と評価

中国の古典怪奇小説封神演義』を原作にしているが、ほぼ筆者のオリジナルと言っていいだろう。キャラクターの魅力(可愛いキャラが多い)や、お色気&残酷な描写など、読む者を飽きさせない工夫が散りばめられている。現在アニメ(2期)放映中であるが、お世辞にもクオリティが高いとは言えないのが残念である。余談だが、胡喜媚と竜吉公主がひたすらに可愛い

 

◆オススメ度:★★★★★☆☆

楽しめる作品で、娯楽作品としては一級品である。

 
封神演義 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

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封神演義 完全版 全18巻 完結セット (ジャンプ・コミックス)

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